出張での長時間移動を有効活用すべくスマートグラスを使って PC 作業を快適にできないか検討した。

XREAL One について
XREAL One はメガネ型の外部ディスプレイとして動作するスマートグラス。USB-C で接続することで PC 画面を拡張表示することができる。本体重量が約82gであるため比較的軽量であり、長時間の使用にも疲れにくい。また専用のメガネフレームを購入してレンズ加工を依頼することで、度付きレンズの装着が可能になっている。

新幹線移動での気付き
新横浜〜京都の区間で使用したときの気付きを以下。
快適な作業空間
最初の写真にあるように、PCを閉じたまま使用できるため、新幹線座席に備え付けられているミニテーブルにキーボードと手の甲を置くことができる。これがとても快適。また XREAL One を使うと画面に顔を近づける必要がないので、正しい姿勢を保ちやすい。これも快適さにつながっている。
追従モードでの使用が前提
固定モードでは画面が勝手に移動してしまうので使い物にならない。追従モードでの使用が前提となる。そのためワイド画面も使えない。
画面の解像度は下げたほうが快適
解像度は 1920x1080 の高解像度も選択可能。文字も読める。ただしエディタを使ったコーディングをしていると、文字がボヤけるので読みづらく、快適ではなかった。文字がはっきり読めるレベルの 1280x720 まで解像度を下げて使用すると快適に作業できた。
オチ
移動中の長時間作業は乗り物酔いするので止めた方が良い。移動時間くらいしか使用する機会を見いだせていないので、本体 69,980 円とレンズ 12,980 円の価値があったかというと、ちょっと微妙。別の使用機会が見つかれば評価は変わるかも知れない。