Google の人からお声がけいただき、Kaggle の Google Developer Expert (GDE) になりました。 光栄なことに日本では最初の Kaggle GDE となります。
GDE とは何?
GDE は Google が認定する技術エキスパートの称号で、Google の技術に関する啓蒙活動などを行う社外アドボケートやアンバサダーのような役割を担っています。Google の社員ではありません。様々な専門領域があり、その中でも私は Kaggle に関する専門家となります。
どんな活動をしてきたか
14年前の2011年にアカウントを作成して以降、Kaggle コンペに継続的に参加し、Kaggle に関する書籍を出版し、ミートアップイベントを主催し、大学で講義をして、シンポジウムや学会で講演をして、Kaggle の新しいプロダクトのフィードバックをして、Kaggle に関するブログ記事などのコンテンツを作成し、ツールを開発したりしてきました。多くの尊敬する人たちに会うことができ、多くの刺激をもらい、多くの学びの機会をもらいました。このコミュニティには感謝の気持ちでいっぱいです。
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日本国内でオンサイトで Kaggle に関する議論する場が欲しくて2016年に Kaggle Tokyo Meetup というミートアップイベントを立ち上げました。少しずつコミュニティが拡大して行き、2023年には120人規模のイベントになりました。27人の Grandmaster と 40 人の Master が集まる、世界でも稀なイベントになりました。最近では日本国内において関東Kaggler会や関西Kaggler会といったイベントが定期的に開催されるようになり、Twitter でも Kaggler との交流が盛んに行われている姿が見て取れます。日本の Kaggle コミュニティの拡大と活発さをとても喜ばしく思っています。今後もこうした Kaggle コミュニティに微力ながら貢献していけたら幸いに思います。
これからの活動
今までと大きく変わりません。いままでの活動を継続させつつ、Kaggle GDE として得られる機会を活かして、活動の幅を広げることができれば幸いです。 研究と技術が好きなエンジニアとして、面白いと思えることに時間を使っていきます。
講演依頼や勉強会などの発表依頼がありましたら気軽にお声がけいただけると嬉しいです。時間の許す範囲内で協力したいと考えています。ネタ切れにならないよう、ネタのストックを積み上げておきます。
ところで今年は Kaggle Tokyo Meetup 2025 を企画する予定です。最近 Kaggle でも活発に用いられているトピックである “生成AIとLLM” をテーマとして構成を考えると面白そうです。詳細は何も決まっていません。これから考えます。アイディアがあれば気軽に話しかけてください。
以上、今後ともよろしくお願いします。